下腿開放骨折から復帰後のコンディショニング

Hearts Bridge

本日もブログをご覧くださり誠にありがとうございます!!

Hearts Bridgeパーソナルトレーナー兼フィットネスインストラクターの吉岡です 😀

 

スポ美ちゃん

今日はちょっと難しそうなテーマですね 😯

今日は読者の方から要望があって、このテーマにしました!!

ただ初めに伝えておかなければならないのですが・・・

急性期の怪我に対しては、私は専門ではありません!!

身体の状態を把握し、最適なコンディショニングやトレーニングなどを

駆使して、身体づくりや回復をサポートしたり、競技復帰に導いたり、

怪我の予防が専門となります!!

急性期の怪我に対してはドクターが、

回復期に対しては理学療法士やアスレティックトレーナーなどが対応します。

あくまで障害に対する内容は個人的に勉強したに過ぎません。

その点を考慮した上で参考にされてください。

怪我をした際の流れは以下の通りで考えています!!

 

【怪我をしてしまった!!】

①ドクターの診断・計画(手術や保存療法など)

②理学療法士、アスレチックトレーナー、柔整師などのリハビリなど

③トレーナーやインストラクターなどのパフォーマンスアップ

④日常生活へ、もしくはアスリートであれば競技復帰

という流れを考えています!!

スポ子さん

なるほど!!

じゃ、私とか吉岡さんは「③のパフォーマンスコーチ」

位置しているわけね!!

スポ子さん

こうして役割をハッキリしてもらうと、わかりやすいわー!!

もし怪我をされた人がいても、怪我から回復してきた人がいても

自分の専門範囲が決まっていれば、ちゃんとお客様を誘導しやすいもんね!

そうそう、その通り!!

専門外なのに無理してリハビリできます!!

なんて言ったらお客様のためにはならないですからね 🙄

スポ美ちゃん

トレーナーさんやインストラクターさん

それぞれ役割があるんですね・・・

そうそう、例えば車を作るときなどと同様に

部品を作る工場や組み立てる工場が違ったりするように

それぞれの役割をちゃんと理解しておかないと

おかしいことになっちゃうからね!!

・・・というわけで

パフォーマンスアップとしての観点をメインに書きます!!

なんかとても勉強になりそうね!!

 

下腿開放骨折とは??

目次 / Contents

その名の通りではありますが、

大きな外力が下腿(脛骨と腓骨)に加わる事で骨が折れてしまい、

皮膚から骨が飛び出してしまう事を下腿開放骨折と言います。

 

※整形外科運動療法より引用

 

スポ美ちゃん

なんか画像を見るだけで痛いですね 🙁

ほんと、目を覆いたくなるわね。

見慣れてないと、目を反らしたくなりますよね 😐

これに対してドクターが評価を行い、外科的手術を行います。

※整形外科運動療法より引用

 

骨折の程度や術式などによっても回復過程が変わります。

そうこうして回復期に入ると、リハビリが始まります。

質問者の方は術後25年経ってらっしゃるとのことでしたので、

だいぶすっ飛ばして話を進めていきますが、

現時点で生活に問題なければ、そこまで心配する必要はないかもしれないですが、

後遺障害というのがあります!!

スポ美ちゃん

こういしょうがい??

そう、色々あるのですが、今回はひとつ!!

「脛腓骨神経麻痺による関節機能障害」

脛骨と腓骨の骨幹部骨折により、脛骨神経や腓骨神経が損傷すると、麻痺が生じます。(下の画像参照)

そうなると、

足関節や足趾(足の指)の可動性

足部の安定性

に支障がでてくる可能性があるわけですね!!

※プロメテウス解剖学アトラス 第2版より引用

 

だからこそ現時点で行って欲しいエクササイズがあるのですね!!

基本的に

足関節、足趾(足の指)は可動

足部は安定

のエクササイズを行えば良いので、

今まで足関節でご紹介した内容が中心になりますが、下のエクササイズ集をご覧ください!!

 

可動性を高めるモビリティエクササイズ

 

アーチ ロール&グーチョキパー ウィズ テニスボール

ターゲット:足底筋や足底腱膜のリリース、足部の安定性向上、足関節の可動性向上

秒数・頻度:約1分間/グーチョキパー運動を足の裏の右下、右上、左下、左上にずらしながら3回ずつ行う。

流   れ:①テニスボールの上に足の裏をゆっくりと乗せ、じんわり動かす。

___________②場所を変えていき、足裏の指に近い方に当てたら足の指でグーパーをする。

注 意 点:ゴロゴロ転がさない。

 

 

 

カーフ ウィズ テニスボール

ターゲット:下腿三頭筋のリリース、足部の安定性向上、足関節の可動性向上

秒数・頻度:1分間/1日1〜3回

流   れ:①テニスボールにふくらはぎを乗せ、痛気持ち良い部位をじんわり動かす。

___________②ボールを当てる部位を変えながら、全体的にほぐす。

注 意 点:ゴロゴロ転がさない。

 

 

ポステリア ティビアリス ウィズ テニスボール

ターゲット:後脛骨筋のリリース

長さ・頻度:1分/1日1〜3回

流   れ:①テニスボールを脛骨のヘリに当て、じんわり動かす。

注 意 点:ゴロゴロ動かさない。余裕があれば当てた状態で足首を動かす。

 

 

アクティブアイソレーティッドストレッチ カーフ

ターゲット:足関節のモビリティ改善、足部の安定、ふくらはぎの柔軟性獲得(腓腹筋、ヒラメ筋)

回数・頻度:6回ずつ3・1・3のリズム/1日1〜3回

流   れ:

______①四つ這いになり、足を重ねる。

______②股関節を屈曲させて、両手で床を斜め方向に押していく。

______③ふくらはぎの筋肉が伸びているのを感じる。 

注 意 点:腰が丸まらない。肩に力が入らない。

 

 

 

 

安定性を高めるスタビリティエクササイズ

 

フットじゃんけん

ターゲット:母趾内転筋発火による外反母趾改善、足部筋群の筋発火

回数・頻度:10回1セット/1日1回

流   れ:①座ってリラックスした状態になる。

____________②グーチョキパーを足趾で行う。

※タオルギャザーもよし。

注 意 点:足の指だけで動かさずに指の根元から動かすイメージで行う。

※運動機能障害症候群のマネジメントより引用

 

 

 

スタッガードスクワット

ターゲット:足部の安定性獲得、殿筋群と大腿四頭筋の筋発火

回数・頻度:15回3・1・3/1日1〜3回

流   れ:①足を前後に開き、体重を前足に9割かける。

____________②股関節と膝をほぼ同時に曲げ、ほぼ同時に伸ばす。

注 意 点:膝がつま先より前にでない。立ち上がる時も膝が先に動かないように。

 

こんな感じでしょうか!!

キーワードはまずは足関節と足趾の可動性を低下させないこと!!

です!!

しかし、これはあくまで症状を見ていない状態での

一般的なアドバイスになります!!

できればお近くの専門家に状態を見てもらって

改善の方法を考えていった方がとても良いと思います。

少しでも参考になれば幸いです!!

 

スポ美ちゃん

難しい内容でしたけど、その方には良いアドバイスとして

とどいて欲しいですね 😀