基礎解剖学「呼吸編」 -努力性呼吸-

インストラクターの為の基礎解剖学

このサイトをご覧くださり誠にありがとうございます 😀

Hearts Bridgeの吉岡です 💡

 

このコーナーでは基礎解剖学を基にして、インストラクターの方々が普段のレッスンで

あっ、この情報を使えるな〜 😮

っと思っていただけるような内容を提供していたいと考えています!!

ご興味ありましたらぜひご覧くださいませ 🙂

 

 

さて、前回の記事では基礎解剖学「呼吸編」外肋間筋について書きましたが、今回は努力性呼吸に関わる筋群について書いていきます!!

 

努力性呼吸に関わる筋肉は、大きく分けて以下の4つです!!

・胸鎖乳突筋

・前中後斜角筋

・内肋間筋

・腹筋群

 

スポ子さん
努力性呼吸ってこんなに筋肉が関わってるんですね・・・
そもそも努力性呼吸って何ですか??

スポ子さん、良い質問ありがとうございます!!
努力性呼吸とは、何らかの影響で安静時呼吸、横隔膜や外肋間筋が適切に機能した呼吸が難しくなり、上記の筋肉で一生懸命呼吸をしてしまう事です。
簡単に言ってしまえば、あんまり良くない呼吸の仕方なんです。
日常生活を過ごす上で、100m走を全力で走った後のような呼吸でずっといるのはきついですよね・・・
過度に表現すると、その呼吸のままで日常過ごしてしまっているという事なんです。

 

何らかの影響

・ストレス
・疲労
・生活習慣の乱れ
・普段の姿勢
・先天的な知覚と運動システムのエラー など

 

現代社会を生活する上で、誰もが直面する問題ですよね 😥

「何らかの影響」を改善する事で努力性呼吸は改善されますが、なかなか難しい事でもあります。

しかし人間の体は優秀なので、それに対しての対処法はあるわけです!!

それが呼吸を整える事なんです!!

 

運動を指導する方にとって、呼吸に関する知識を学んでおく事は絶対に必要です!!
知っておいて損は全くありません!!

 

呼吸に関しては、まずはこちらの本を読んでいただくと良いかもです 😀

 

新しい呼吸の教科書

 

 

 

 

さて、
では先程挙げた努力性呼吸に関わる筋群について解説していきましょうか。
今回は筋肉が多いので、簡素化してお伝えしていきます。

 

胸鎖乳突筋】

起始:胸骨と鎖骨

停止:乳様突起

作用:頭を同側に傾ける。頭を対側に回転させる。頭を伸展させる。頭が固定されている場合、吸気を助ける。

姿勢:筋緊張が強いと、頭を前に出す。横から見ると、顎が前に出てしまう。

 

 

 

 

【前・中・後斜角筋】

近位部:第3~7頸椎

遠位部:第1,2肋骨

作 用:吸気時に上位肋骨を挙上する。肋骨の動きを固定すると、同側に頸椎を屈曲する。

観察:お客様の首元に注目をしながら呼吸を見ていると、首に力が入っている、もしくは吸気時に筋張る。

 

 

 

 

【内肋間筋】

近位部:肋骨の上縁(外肋間筋のやや後方)

遠位部:肋骨の下縁(外肋間筋のやや後方)

作 用:吸気時肋骨を引き下げる(肋骨の下制)。胸郭の安定。

動 作:呼気時に肋骨を頑張って引き締めてしまうと代償になる。

 

 

 

 

 

【腹筋群】(外腹斜筋、内腹斜筋、腹直筋、腹横筋)
 ※今回は腹直筋の解剖学

近位部:第5~7肋骨、胸骨の剣状突起

遠位部:恥骨

作 用:腰椎を屈曲する。骨盤を前上方に挙上。

動 作:呼気時にお腹が固くなる、お腹が凹んでしまうのは代償になる。

 

 

 

※VISIBLE BODY「筋肉プレミアム」より抜粋

 

 

努力性呼吸の代表的な動作例はこちらをご覧ください!!

 

 

お客様でこんな方がいらしたら、ぜひその方の呼吸を改善してあげてください!!
日頃のレッスンに活かしていただければ嬉しいです!!

 

解剖学オススメ本

プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 第3版