基礎解剖学「呼吸編」 -横隔膜-

インストラクターの為の基礎解剖学

このサイトをご覧くださり誠にありがとうございます 😀

Hearts Bridge代表の吉岡優太です。

 

このコーナーではインストラクターの方々が普段のレッスンで

あっ、この情報使ってみよー 😆 💡

と思えるような基礎的な解剖学の情報を提供していきたいと考えています。

よかったらぜひご覧ください。

 

基礎的な解剖学になりますので、まずは「動作」という視点ではなく、シンプルに「筋肉の起始停止・作用」という点に特化して分かりやすい記事を目指して書いていきます。

本来、指導において重要な知識としては「動作」になりますが、基礎的な解剖学の情報を知ることによって、さらに動作について学んだ時に活かせる考え方に繋がると個人的に思いますので、このコーナーではそのような形で進めていきます。

 

それでは今回は呼吸に関わる筋肉「横隔膜」について

正面から見た横隔膜
下から見た横隔膜
上から見た横隔膜

VISIBLE BODY「筋肉プレミアム」より抜粋

 

横隔膜って改めて見ると、面白い形していますよね〜!

ドームの形をしていて、屋根の部分が腱でできているのが特徴なんです。

腱が中心部に向かって集束しているなんて珍しい!!

そしてとーーっても薄い筋肉らしいですよ 😯

 

ちなみに動き方はこんな感じ 🙄

 

【起始】
胸骨部:剣状突起の後面
肋骨部:第7~12肋軟骨の内面
腰椎部:第1~3腰椎、前縦靭帯
(右脚と左脚があります。不思議なことに右脚の方が長いんですよね!)

【停止】
腱中心

【作用】
呼吸
腹腔内臓への加圧を助ける
→横隔膜を上方、もしくは下方から見た時に3つの穴がありますよね。その3つの穴はそれぞれ動脈・静脈・食道が通る道になっています。もし呼吸が整っていなくて横隔膜がちゃんと活動できていなかったら、この3つの重要な器官に加圧ができず、必要な栄養素や血液の流れを阻害し、消化器への血液供給が減ってしまい、消化不良を起こしてしまいます。他にも様々な悪影響がありますので後述します。

※プロメテウス解剖学アトラスより抜粋

【神経支配】
横隔神経

 

 

呼吸は人間にとって、とても大切です。

生まれてから息を引き取る瞬間まで常に呼吸をしています。

よく・・・ももの裏が固い、肩がこる
お客様自身の体について違和感や痛みなどを聞いたりしますが、基本的には筋肉や関節などにある組織の機能不全、もしくは脳からの司令自体が代償動作を引き起こす神経系の問題が多く関わっています。

それは目に見える場所だけでなく、奥にある横隔膜も例外なく機能不全を起こします。

1日24時間で2万3000回行う呼吸が常に緊張している呼吸だったらどうでしょうか??

ちょっと苦しいですよね。

それに伴って横隔膜もうまく使えず、肩や首などの筋肉を使って(また今度詳しく書きます)呼吸をしちゃうのです。

【慢性的な呼吸過多が及ぼす影響】

・姿勢の乱れや体を支える能力が低下する

・血中を流れる二酸化炭素の低下によって、細胞への酸素供給量が減る低酸素症を引き起こす

・免疫力が低下する

・炎症反応がコントロールできなくなる

・交感神経が優位になり、緊張状態、不安感、恐怖感が増加する

・神経伝導が阻害され、体の動きが悪くなる

・疲れがとれにくくなる

・呼吸が浅くなる

・手足が冷たくなる

・ストレス耐性が低下し、ネガティブ思考、怒りやすくなるなどの精神的変化が起こる

など

 

こんな影響があるのです 😥

 

改善には方法はたくさんありますが、ここでは少し・・・

・呼吸を止めない軽い運動

・日常では5秒かけてゆっくり息を鼻から吸い込み、5秒かけて鼻からゆっくり息を吐き、吐き切ったあとに最低5秒間は止める

 

だからこそ指導において呼吸を止めさせない。

そして呼吸の仕方についてはちゃんとした知識が必要なのです。

また次回もう少し呼吸筋について書きます。

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